エンディングノートとは?その歴史と意味、遺言書との違い

エンディングノートという言葉、最近よく耳にしませんか?
終活ブームとともに広がったこのノートですが、実はそれほど古いものではありません。
この記事では、エンディングノートが日本で登場し、広く使われるようになった背景を年表形式でご紹介します。


年表で見るエンディングノートの広がり

年代 出来事 解説
1990年代後半 終末期医療や介護の課題が社会問題に 高齢化の加速とともに、「人生の終わり方」への関心が徐々に高まる。
2000年前後 「リビング・ウィル」や「延命治療拒否宣言書」が一部で話題に 自分の最期について意思を表明する文書が登場。主に医療現場を中心に利用。
2009年 週刊朝日が「終活」特集を掲載 「終活(しゅうかつ)」という言葉が全国的に広がるきっかけに。
2010年ごろ 「エンディングノート」という言葉が一般化 書店での販売やセミナーでの配布が始まり、誰でも手軽に書ける形で普及。
2012年以降 自治体・銀行・保険会社などが無料ノートを配布 公的・民間機関がこぞって「エンディングノート」を啓発し始める。
2020年以降 デジタル版・アプリ版も登場 スマートフォンやクラウドで管理できるエンディングノートも普及し始める。

なぜエンディングノートが受け入れられたのか?

・法的な遺言書より気軽に書ける

・介護・医療・葬儀・お金…家族が困りがちな情報をまとめて伝えられる

・家族に迷惑をかけたくないという思いとマッチした


遺言書との違いは?

項目 エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり(民法上の効力)
書式の自由度 高い 厳密な要件あり
書き直し いつでも自由 作成方法により制限あり
主な目的 想いを伝える・情報整理 相続など法的手続きの指定

まとめ

エンディングノートは、まだ歴史の浅いものですが、現代の価値観にマッチし、多くの人に受け入れられてきました。
「まだ早いかな…」と思う方も、まずは1ページ目に「伝えたいこと」から始めてみてはいかがでしょうか。


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